名古屋市の歯医者さん - 訪問歯科診療! 虫歯、歯周病、入れ歯、口腔ケア、嚥下内視鏡検査(EV)、摂食・嚥下リハビリ他、訪問歯科全般

訪問歯科診療

ご家族など介護関係者もご覧になるので内容が一部専門的ですがご容赦ください。

虫歯や歯周病の放置、入れ歯が合わない、汚れた口腔内…
元気を奪い、健康を脅かす要因をなくしませんか!

ご家族の一員として、お口から全身の健康を応援します

現代は超高齢化社会、国や地域では高齢者のQOL向上のための取り組みが活発になっています。
訪問歯科診療もその一環で、高齢や障害などで歯科医院に通院できない方の自宅や施設・病院などを訪問し、お口のケアや歯科診療を実施して健康を支援しています。

食べることは、命の維持はもちろんのこと“日頃の生活の楽しみ”です。
しかし、お口の状態が悪くて「食事が美味しくない」・「食事が楽しくない」といった方は大勢おられます。

歯科医師・歯科衛生士の訪問歯科での主な治療
ご家族の一員として、お口から全身の健康を応援します
当院でも地域の方々のQOL向上を目的に
訪問歯科診療を実施しております。
ご高齢の方を中心に、寝たきりであったり
障害をお持ちの方に口腔ケアや歯科診療で、
少しでも快適に生活をおくれるようお手伝いをしております。
薬剤師、看護師、理学療法士、介護福祉士、介護支援専門員など、在宅医療に携わる職種は多々あり、要介護者のバックアップには連携は欠かせません。 当院では顔が見える関係での多職種連携を図りたいと考え、各々の専門分野の方が集まり多職種連携会(意見交換会)を開催しております。
訪問歯科診療の治療費および負担割合のご案内
QOLとは? - Quality of Life
名古屋市歯科保健事業 在宅ねたきり者訪問歯科診療(無料歯科検診)協力歯科医院
訪問歯科でより良い生活を
日本訪問歯科協会 利用歯科医院

名古屋市の保健事業「訪問歯科診査」(無料)から、口腔ケア、虫歯や歯周病の治療、嚥下内視鏡検査、摂食・嚥下障害のリハビリ指導・訓練まで訪問歯科診療全般に対応できます。
かかりつけの訪問専用歯科医院として、ぜひご利用ください。

歯が痛い、歯がしみる

歯が痛い、歯がしみる

虫歯の痛みは食欲だけでなく咀嚼機能を低下させます。
健康に良いとされている噛む刺激が弱まり、身体の抵抗力も低下します。

残存歯の多い高齢者に健康長寿が多いのは事実です。
経口摂取の維持、QOL向上は虫歯予防から始まると言っても過言ではありません。

歯がグラグラする、歯ぐきから出血

歯がグラグラする、歯ぐきから出血

歯周病(歯槽膿漏)で歯がグラついたり、歯が抜けてしまうと、咀嚼機能が低下し、食欲が失われ、身体の抵抗力も低下します。
誤嚥性肺炎の主な原因は唾液中の口腔内細菌です。

歯周病の効果的な予防・治療手段は口腔内の衛生管理ですが、口腔環境が良好になると誤嚥性肺炎や感染症、炎症性の心疾患、脳血管性の認知症の予防にもなります。

入れ歯が合わない、入れ歯が痛い

入れ歯が合わない、入れ歯が痛い

口腔機能の衰え防止や全身への刺激を考えると、口腔状態に適した入れ歯の使用は重要です。
また、羸痩(るいそう)などによる顎堤や歯槽歯肉の痩せ、入れ歯の褥瘡(じゃくそう:トコズレ)も心配です。

ぴったり密着した入れ歯は正常な咀嚼(よく噛める)をうみ、血流が良くなり、脳にも良い刺激が伝わるので良いとこだらけです。

顎堤や歯槽歯肉の痩せ、入れ歯の褥瘡は、悪化すると入れ歯を外しても痛みが治まらなくなります。破損した義歯の使用も控えましょう。

口臭がひどい、気になる

口腔ケアが不十分だと口腔内が汚れ口臭もひどくなります。
これは食欲の低下を招くだけでなく、身体の抵抗力低下に繋がり、誤嚥性肺炎などの病気の可能性を高めてしまいます。

生理的な口臭の60%は舌苔が原因と言われています。
舌苔や口蓋の汚れを除去することで口臭を大幅に改善できます。

お口の中をキレイにしたい

お口の中をキレイにしたい

お口の中が清潔だと食事が美味しくなります。
これはQOLの向上、健康的な生活に向けて一番大切なことです。

訪問歯科の口腔ケアには歯科医師・歯科衛生士による専門的な口腔ケア、介護要員の口腔ケア、ご家族の口腔ケア、患者さんご自身の口腔ケアがあります。

当院では口腔ケアの介助を含め、苦痛なく行える口腔ケアの指導をしております。
元気の源である食事を少しでも快適にできるよう応援いたします。

摂食・嚥下障害を予防・改善したい

摂食・嚥下障害を予防・改善したい

病院でも自宅でも、介護が必要であっても、
食事をとれるようになりたい、食べられることを大切にしたい。
そして少しでも健康を維持したい。

このようにお考えの患者さん、ご家族を、
VE検査(嚥下内視鏡検査)や摂食・嚥下リハビリテーション、口腔ケアで応援いたします。

お口のトラブル! 防止・改善!参考歯科用語

本ページはご家族や介護従事者などご本人以外の方も観覧されています。

訪問歯科診療に関する歯科用語(症状他)を列記しますので、いずれかでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

お口のトラブル! 歯科用語
う蝕(虫歯)、歯周病(歯肉炎、歯周炎、歯槽膿漏)
歯石、歯肉の腫脹、歯肉の疼痛、歯の動揺、義歯(入れ歯)、不適合、インプラント
口臭、口内炎、粘膜、出血、カンジダ、舌苔、口腔粘膜炎、ヘルペス
唾液分泌、口腔乾燥、、保湿、顎骨、壊死、褥瘡(じゃくそう)
心疾患、生活習慣、味覚障害、ADL、QOL、NCDs
嚥下、誤嚥、介護、居宅、経口摂取、検査、口腔ケア、摂食、咀嚼
在宅ねたきり者訪問歯科診査、内視鏡、入院、認知症、リハビリ、羸痩(るいそう)
フレイル(身体の衰え)、オーラルフレイル、サルコペニア(筋肉の衰え)

当院は世界会議2015の『東京宣言』を支持し、健康寿命の延伸および口腔機能の維持を目的に訪問歯科診療に取り組んでおります。

世界会議2015と東京宣言の概要
健康寿命を延伸させるための歯科医療・口腔保健に関する世界会議2015の概要

2015年3月、東京国際フォーラムにて
“第1回 健康寿命を延伸させるための歯科医療・口腔保健に関する「世界会議2015」”が24の国と地域が参加し開催され、世界の歯科界に向けて声明『東京宣言』が発表されました。

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訪問歯科診療の効果

患者さんの状態によりますが、訪問歯科診療には以下のような効果を期待できます。

訪問歯科診療、特に口腔ケアは全身の健康に繋がるため
“QOL向上”の重要なカギです。
訪問歯科を活用し、お口もお体も少しでも健康でゆとりのある生活を目指しましょう。

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当院の訪問歯科診療実施範囲

当院では以下の範囲の患者さんのところにお伺いして訪問歯科診療を実施しています。

当院を基点に半径16kmの範囲

■名古屋市内訪問歯科診療範囲
全域 千種区、東区、北区、西区、中村区、中区、昭和区、瑞穂区
熱田区、中川区、港区、南区
ほぼ全域 緑区、名東区、天白区
一部地域 守山区(西部)
■愛知県内市町村訪問歯科診療範囲
全域 津島市、清須市、北名古屋市、あま市、 大治町、蟹江町、飛島村
ほぼ全域 稲沢市、岩倉市、愛西市、弥富市
一部地域 一宮市(南部)、春日井市(南西部)、小牧市(南西部)
東海市(北部)、大府市(北部)、日進市(西部)
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訪問歯科診査・名古屋市協力歯科医院
名古屋市 在宅ねたきり者訪問歯科診査

名古屋市の健康保険事業を応援する当院では
協力歯科医院として在宅ねたきり者訪問歯科診査を実施しています。

無料の歯科検診になりますので、QOLの維持・向上のため、疾患や障害の予防対策としてご利用ください。

■在宅ねたきり者訪問歯科診査について

在宅でねたきりの方の口腔内の改善を図り、適切な健康管理を行うことが目的の名古屋市の歯科検診及び保健指導です。

対象者 40歳以上の市民で、在宅ねたきりの方(年度内に40歳になる方を含みます。)
訪問範囲 訪問範囲 当院を基点に半径16kmの範囲
訪問範囲を見る >>
検診内容 問診・視診・詰め物や被せ物、入れ歯などの検査、保健指導
診査料 無料(自己負担金なし)。
ただし、診査の結果、精密検査が必要な場合や、病気を発見した場合の検査料、治療費は別扱い(有料)となります。
受診回数 年度内に一回受診できます。
申込方法 お電話、または受付窓口よりご予約ください。
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訪問歯科診療の流れ
食事を楽しめるように訪問歯科で応援します!

口腔ケア・口腔リハビリでQOL向上!

訪問歯科診療には、虫歯や歯周病の治療、入れ歯の製作・調整、口腔ケアや摂食・嚥下リハビリテーションなど様々な治療があります。

当院ではVE検査(嚥下内視鏡検査)などの精密検査を実施し、口腔状態と患者さんのご希望から最適な治療プログラムをご提案しています。

訪問歯科診療の流れ

ここでは当院の一般的な診療の流れをご案内します。

STEP1 予約

お電話、または受付窓口よりご依頼ください。
必要事項をお伺いして訪問歯科診療担当者と相談の上、訪問日を決めます。

訪問歯科の流れSTEP2 問診・検診

STEP2 問診・検診

患者さんのお口の問題をお聞きしてから、口腔状態を実際に拝見します。
患者さん一人ひとりに合わせた適切な対応を検討いたします。

訪問歯科の流れSTEP3 説明・相談

STEP3 説明・相談

検診結果を説明し、その後の対応などを相談します。
相談内容や健康状態、ご都合などを考慮して治療計画を立てます。

訪問歯科の流れSTEP4 治療

STEP4 治療

ご理解いただいた治療計画に基づいて、歯科治療や摂食・嚥下リハビリ、口腔ケアを進めます。
治療は患者さんが楽な姿勢でおこないます。

訪問歯科の流れSTEP5 定期検診

STEP5 定期検診

訪問歯科診療を必要とする患者さんは健康面や体力面に不安を抱えた方が多数おられます。
少しでも快適にお過ごしいただくために定期的な検診や口腔ケアをお勧めします。

治療が終了しても、お口の健康維持には定期検診と口腔ケアが不可欠です。
ご本人(要介護者)やご家族に寄り添うかたちで、歯科医師または歯科衛生士が検診と口腔ケアを定期的に実施していきます。

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摂食・嚥下障害について
摂食・嚥下障害:きちんと食事を飲み込めますか?
摂食・嚥下障害は訪問歯科診療をご利用の患者さんに多い病気です。
普通に食べられない、飲み込めなくなるなどの障害で、高齢者の活力や元気を奪い、衰えを加速させる、人として生きる上での尊厳(QOLの低下)にまでかかわる重大な病気です。
しかし、摂食・嚥下障害は予防できます。また改善もできます。

当院の訪問歯科診療では摂食・嚥下機能の診査から治療、リハビリまで対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

摂食・嚥下障害の症状

ご本人やご家族、介護従事者から見たわかりやすい症状をご案内します。
ひとつでも該当する場合、摂食・嚥下障害を疑い検査を受けましょう。

摂食・嚥下障害がもたらす影響

摂食・嚥下障害は以下のように様々なところに影響をもたらします。

誤嚥性肺炎や飲食時の窒息を積極的に予防しよう!

誤嚥性肺炎や飲食時の窒息を積極的に予防しよう!
ご家族や介護従事者の方が心配されるのは、摂食・嚥下障害は口腔環境だけでなく様々なところに影響がおよぶことです。
当院は摂食・嚥下障害の検査・診断するVE検査(嚥下内視鏡検査)に対応しております。VE検査は自宅や施設でも実施できますので、ぜひご利用ください。

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摂食・嚥下障害の検査・診断

摂食・嚥下障害の検査はどなたでも受診できますので、お電話でご予約ください。
検査初日は問診およびスクリーニングテスト(簡易検査)を実施します。
簡易検査の結果、摂食・嚥下障害の疑いがある場合は嚥下内視鏡によるVE検査(嚥下内視鏡検査)を実施し、診断します。
当日中にVE検査までを希望される方はあらかじめお電話でご相談ください。

問診および口腔内検診

摂食・嚥下障害の検査前の問診

患者さんご本人の自覚症状が基本になりますが、訪問歯科ではご家族などに他覚症状もお聞きします。
既往歴や合併症、併存症についてもお伺いします。
また高齢者の場合は、認知(意識レベル)や意思表示、従命、食事や食への意欲などを確認してから口腔内検診をします。

お口のトラブル! 歯科用語
虫歯・歯周病の有無
義歯の有無、がたつきや痛み、義歯の衛生状態
口腔衛生状態(歯垢や歯石、食物残渣など)
口腔乾燥(粘膜の湿潤状態、舌の状態、唾液流出状態)
軟口蓋運動(ア発声時の軟口蓋の挙上運動)
発声・構音(湿性嗄声、構音障害、開鼻声など)
口の上下の開口量、口腔感覚異常、口角下垂、流涎(よだれ)他

誤嚥性肺炎発症の予測因子を見逃さないよう丁寧に検診します。

スクリーニングテスト(簡易検査)

特定の疾病を有する確率が高いかどうかを判別するテストです。
今回のケースでは“摂食・嚥下障害を診断するための嚥下内視鏡検査の実施が必要かどうか”を確認します。

摂食・嚥下障害の判定には次のような検査があります。

■反復唾液嚥下テスト(RSST)

30 秒間に何回空嚥下(唾液を飲む)できるか計測します。
2回未満でテスト陽性、問題ありとなります。
(Repetitive Saliva Swallowing Test)

■改訂水飲みテスト(MWST)

3mlの冷水を飲んで誤嚥の有無を判定します。

MWST(Modified Water Swallowing Test)評価基準

嚥下なし、むせる and/or 呼吸切迫
嚥下あり、呼吸切迫
嚥下あり、呼吸良好、むせる and/or 湿性嗄声
嚥下あり、呼吸良好、むせなし
4に加え、反復嚥下が30秒以内に2回可能
■フードテスト(FT)

茶さじ一杯(約4g)のプリン(または液状食品)を試食・嚥下し、飲み込んだ後の口腔内残留を評価します。

FT(Food Test)評価基準

嚥下なし、むせる and/or 呼吸切迫
嚥下あり、呼吸切迫
嚥下あり、呼吸良好、むせる and/or 湿性嗄声、口腔内残留中等度
嚥下あり、呼吸良好、むせなし、口腔内残留ほぼなし
4に加え、反復嚥下が30秒以内に2回可能
■頸部聴診法(Cervical auscultation)

食べ物を飲み込んだ際に咽頭部で生じる嚥下音と嚥下前後の呼吸音やムセを頸部より聴診します。
舌による送り込みの障害、咽頭収縮の減弱、喉頭挙上障害、食道入口部の弛緩障害、呼吸・嚥下パターンの失調、喉頭侵入、誤嚥などを判定します。

嚥下内視鏡検査(VE)

直径3mmほどの内視鏡を鼻孔から挿入し、鼻咽腔から咽頭腔、軟口蓋、喉頭までを観察する検査です。
検査食を用いた嚥下機能の観察が主になりますが、嚥下機能に影響を及ぼす機能的異常や器質的異常も確認することができます。
また摂食・嚥下障害のリハビリ訓練などの成果をベッドサイドや在宅でも容易に確認できることから、訓練中やその後の経過観察においても随時利用されています。
VE(Video Endoscopic Examination of Swallowing)

■嚥下内視鏡検査(VE)と嚥下造影検査(VF)の違い

嚥下造影検査はレントゲン室で造影剤入りの検査食を食べて嚥下の様子を観察します。
被ばくのあること、限られた場所でしかできないという制約はありますが、検査食が食道を通る様子や誤嚥時の気管の様子を見ることができます。
対する内視鏡検査は観察できる場所が咽頭・喉頭部に限定されます。
しかし、“いつでもどこでもできる”・“咽頭や喉頭の分泌物や残留物を目視できる”・“一般食品で検査できる”などの利点があります。

■検査食について

摂食・嚥下障害の程度に応じてゼリーやプリン、とろみ水(着色水)、普通食などを用います。
リハビリ訓練および終了時には普段摂食している食品を用いることもあります。

■検査食なしのVE検査の評価点

まず最初に、鼻咽腔から咽頭腔、喉頭までの衛生状態、器質的疾患の有無などを検査食を用いずに確認します。

鼻咽腔 衛生状態、器質的疾患の有無、発声や空嚥下時の軟口蓋の動き、軟口蓋の不随意運動の有無など
咽頭腔
喉頭
衛生状態、器質的異常の有無、唾液・分泌液などの貯留状態、発声や空嚥下時の咽頭壁の運動、上気道の状態など
喉頭前庭
下咽頭部
衛生状態、器質的異常の有無、唾液の貯留状態、梨状窩の状態など
その他 披裂部や声門の運動、咳や息こらえ時の喉頭閉鎖、器質的疾患の有無など
■検査食を用いたVE検査の評価点

検査食による嚥下反射前後の咽頭腔・喉頭腔内を命令嚥下か自由咀嚼嚥下または両方で観察します。

嚥下反射開始前の咽頭への食塊進行の様子
食塊の梨状窩への貯留,喉頭蓋谷部への貯留の状態
食塊の喉頭侵入,誤嚥を観察(喉頭前庭部)
咳を促し声門下より排出される侵入物を確認(誤嚥)
発声による声質の変化(湿性嗄声)
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摂食・嚥下リハビリテーション

摂食・嚥下リハビリには、食べ物を用いない間接訓練と食べ物を用いた直接訓練があり、その内容も多種多様です。
患者さんの障害改善が目的なので状態に応じたトレーニングの選択が必要です。
ここでは主な摂食・嚥下リハビリを簡単にご案内します。

間接訓練で機能改善

関節訓練は口腔周囲筋や嚥下器官に刺激や運動を加えて間接的に嚥下機能を改善するトレーニングです。
ここでは代表的なトレーニングを簡単にご案内します。

■嚥下体操

食事の前の準備体操や基礎訓練としておこないます。
全身や頸部の嚥下筋のリラクゼーションになり、また全身への刺激になります。
体操には“舌の前後の出し入れ”、“パ・タ・カの発音訓練”などがあり状態に応じて工夫できます。
デイサービスや施設では集団でおこなうので、意欲が高まると人気となっています。

■頸部可動域訓練

頸部の拘縮予防および改善、頸部周囲筋のリラクゼーションが目的です。
患者さん自身で頸部の屈曲伸展(前後屈)・回旋・側屈、または術者が介助しておこないます。

■口唇・舌・頬の訓練

口腔器官の筋力・拘縮・感覚などの低下予防および口腔機能の向上が目的です。
上下口唇の伸展・収縮、舌の前方・上方・側方運動、頬ストレッチなどがあります。

■口唇閉鎖訓練・口唇訓練

口唇周囲筋(主に口輪筋)の緊張や運動機能の向上が目的です。
流涎(よだれ)、食べこぼし防止に効果的です。

■唾液腺アイスマッサージ

唾液腺上の皮膚のアイスマッサージには唾液を減少させる効果があります。
流涎や唾液によるムセに効果的です。

■舌抵抗訓練

舌に等尺性筋収縮(アイソメトリック)の負荷をかけて舌の筋力や容積を高め、舌による食べ物の送り込みなどを改善します。
高齢者や脳卒中後の患者さんの間接訓練として広く用いられています。
(Tongue strengthening exercises)

■氷を用いた訓練(氷なめ訓練)

口に含んだ氷の冷熱刺激で嚥下反射を誘発します。
氷のかけら飲み込む方法(ice chip swallow)もあり直接訓練の導入によく用いられています。

■チューブ嚥下訓練

5mm程のチューブ(カテーテル)を使った繰り返し嚥下(飲み下す)訓練です。
嚥下反射の問題(惹起性)を改善、および喉頭挙上運動の速度および変位量を改善させる効果があります。
バルーン訓練の前段階としておこなうこともあります。

■頭部挙上訓練(シャキア・エクササイズ)

舌骨上筋群など喉頭挙上にかかわる筋の筋力強化をおこない、喉頭の前上方運動を改善して食道入口部の開大を図ります。
食道入口部の食塊通過を促進し、咽頭残留を減少させる効果があります。

■バルーン拡張法(バルーン訓練法)

バルーンカテーテルを用いて食道入口部などを機械的に拡張することで、食塊の咽頭通過を改善します。
上部食道括約筋が開大しないなど、食道入口部の開大不全による咽頭通過障害に有効です。

■ブローイング訓練(blowing exercis)

吹く動作(口腔気流)の訓練で鼻咽腔閉鎖に関わる神経・筋群の活性化を促します。
食物が鼻腔逆流する患者さんなどに効果があります。

■呼吸トレーニング

生理的な呼気―嚥下―呼気という嚥下呼吸パターンを意識的に行うことで誤嚥防止を図ります。
呼吸活動を高めるシルベスター法や呼気機能・咳嗽能力向上を目的とした呼気負荷トレーニングなどがあり、高齢者の嚥下障害、嚥下筋・呼吸筋の低下、喀出機能が低下している方に向いています。

■のどのアイスマッサージ

凍らせた綿棒に水をつけて舌根部や軟口蓋などの粘膜面を軽くなぜたり押すなどのマッサージで嚥下反射の改善を促します。
比較的単純で安全なことから、嚥下訓練としてだけでなく、食事前の嚥下反射の惹起にも用いられています。
嚥下障害を持つ患者さん全般におこなえます。

■歯肉マッサージ

以下の要件を目的に前歯部から臼歯部に向かって適度な圧力で口腔前庭部をマッサージします。 ガム・ラビング(gum rubbing)とも言います。

歯肉マッサージの目的

口腔内の感覚機能の向上
唾液の分泌を促す
嚥下運動を誘発させる
咬反射の軽減・予防
顎のリズミカルな上下運動の誘発

唾液の分泌が少ない高齢者に実施すると唾液の多量分泌がみられ、この口腔内に貯留した唾液を正しい姿勢で嚥下(嚥下促通訓練方法)します。

基礎訓練・摂食訓練

食べ物を使う直接訓練を前提とした基礎訓練です。
そのため嚥下機能の改善が目的となっています。

■息こらえ嚥下法

飲食物を口に入れたら鼻から大きく息を吸い、しっかり息をこらえ、鼻から軽く“んんー”と声を出したりハミングをして飲食物を強くのみこみ口から勢いよく息を吐きだします。
意識的に息こらえが嚥下動作直前から嚥下動作中の気道閉鎖を改善し、誤嚥防止や気管に入った飲食物の喀出能力を向上します。
嚥下・呼吸パターンの基礎訓練になります。

■顎突出嚥下法

食道の入口部の開大が目的の随意的な嚥下法です。
端的には、食べ物を咀嚼し、飲み込むタイミングで顎を前に突き出します。鶏になったつもりで訓練することがポイントです。

■ハフィング・咳嗽訓練

咽頭貯留物や残留物、誤嚥物を気道上部に排出できるようにする訓練です。
摂食・嚥下障害には呼吸機能や咳嗽機能の障害が少なくないため、意識的な強い咳を訓練し誤嚥を防ぎます。
摂食の場面以外での訓練がより効果的です。

■努力嚥下

力を入れて飲み込むことにより、舌による送り込みや舌根部の後退運動改善します。
嚥下の際、飲食物を一旦溜める重要な場所に喉頭蓋谷(舌根と喉頭蓋の間にあるくぼみ)がありますが、この部位の食塊残留も減少します。

■メンデルソン手技

舌骨と喉頭の挙上量拡大、挙上持続時間の延長、および咽頭収縮力の増加が目的の基礎訓練です。
食道入口部の開大が延長するため、食道入口部開大不全などによる咽頭残留の減少、および誤嚥防止効果があります。
嚥下機能の改善および維持効果も得られるとされ、機能訓練法としても有用と考えられています。

■昭大式嚥下法

比較的新しい嚥下訓練法で、声門部の閉鎖を目的とする息こらえ嚥下法(声門閉鎖嚥下法)、舌骨・喉頭の挙上量と挙上時間ならびに咽頭収縮力の増加を目的としたメンデルソン手技、舌による食塊の送り込み強化を目的とする努力嚥下法を組み合わせた嚥下法です。
嚥下の際に重要な働きをする筋群の活動が最も大きく、喉頭挙上開始時間が早まり、食道入口部到達時間が短くなることが確認されています。

■K-point刺激法

K-pointは臼後三角のやや後方の翼突下顎縫線の内側にある部位のことで、同部位に軽く触れると開口反射が誘発され開口することがあります。
食べ物を口に入れてもなかなか嚥下反射が起きない時に、K-pointを刺激することで咀嚼様運動に続き嚥下反射を誘発することができ、嚥下リハでは食べ物を用いない間接訓練として用いられています。
開口障害のある方の口腔ケアでもK-point刺激法を利用しています。

直接訓練・摂食訓練

直接訓練は食べ物を用いた訓練です。経口摂取の維持あるいは食べられるようになるための訓練ですが、誤嚥の危険を伴うのでVE検査などによって適応を判断する必要があります。

直接訓練には摂食時の条件(障害を補う代償的手段)が求められる嚥下代償法も含まれますが、少しづつ段階を踏んで改善していくので段階的摂食訓練と捉えることができます。

■嚥下の意識化(think swallow)

食事に集中できる静かな環境を整え、嚥下を意識化することで嚥下運動を確実にして誤嚥や咽頭残留を減らします。 認知症や高齢などから嚥下のタイミングにずれがあり誤嚥しやすい方、液体でむせやすい方に有効です。
「ハイ、飲みましょう」などの声かけも大切です。

■横向き嚥下(頸部回旋)

麻痺などで咽頭機能に左右差がある場合の嚥下方法で麻痺側に首を傾けながら食べ物を飲み込みます。
梨状窩への食塊残留がある方や食道入口部の開大不全のある方に有効で誤嚥の防止や咽頭残留を軽減することができます。

■交互嚥下

固形物と流動物を交互に嚥下することで口腔や咽頭、食道の残留を防止します。
唾液だけで上手く嚥下できない方に有効で、残留しやすい食品とゼリーやトロミつき水分などとの交互嚥下が一般的です。

■食品調整(Diet modification)

疾患や障害の程度と嗜好に合わせて食品の物性や形態を調整し、口腔や咽頭、食道への残留防止および誤嚥を防ぎます。
食塊形成や送り込みが困難な方、咽頭への食塊の残留や嚥下反射の遅れのある方に有効です。

■一口量の調整

正常に嚥下できる一口の食物量は、食物の物性だけでなく、咀嚼機能・口腔から咽頭への送り込み機能・咽頭を安全に通過させる機能などによって決まります。
そのため安全かつ効果的な直接嚥下訓練や食事の介助にあたり、一口量の調節は配慮されるべき重要な要素となります。
一口量の調整は摂食嚥下機能に障害を持つ経口摂取するすべての方に有効です。

■顎引き嚥下(頷き嚥下)

食物を飲み込む時に一旦首を後ろに倒し、その後、顎を深く引いてから嚥下します。
喉頭蓋谷に食物残留のある方、嚥下反射惹起前に食物の咽頭流入のある方、リクライニング位で摂食する必要のある方などに有効です。

■複数回嚥下(反復嚥下)

一口につき複数回嚥下をすることで咽頭残留を除去し、誤嚥を防止します。
咽頭残留の自覚がないことも多いので、VE検査や残留音の聴取、嚥下後の湿性嗄声などで適応を判断します。

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訪問歯科診療 治療費の負担割合など

訪問歯科診療を利用された際にかかる費用、負担割合について簡単にご案内します。
おおよその参考としてご覧ください。

在宅ねたきり者訪問歯科診査をされて治療が必要となった場合には、
実際にかかりそうな治療費や治療計画などを詳しくご説明します。

歯科治療の一部負担金について(医療保険適用時の負担割合)

虫歯や歯周病の治療、入れ歯の製作や修理などの歯科治療は、
医療保険の適用となり所定の治療費がかかります。
医療保険は以下のように分類されており、一部負担金はそれに応じて算定されます。

後期高齢者 75歳以上。65歳以上で広域連合の障害認定者。
1割自己負担(現役並所得者は3割自己負担)
前期高齢者 70歳から74歳まで。
2割自己負担(現役並所得者は3割自己負担)
障害者
生活保護者
各市町村の減免と同じ取り扱い。
一般 医療保険の自己負担と同じ取り扱い。

介護保険の適用について

介護認定を受けている方は居宅療養管理指導が介護保険適用になります。
在宅で療養している介護認定者のもとに歯科医師または歯科衛生士がお伺いして療養上の管理や指導、助言等を行うサービスです。
"居宅(在宅)"にはグループホームや老人ホームなどの介護施設が含まれますが、病院や特別養護老人ホームなどは除外となり介護保険は適用されません。

以下の例は自宅にお伺いして居宅療養管理指導をおこなった場合の負担金になります。

歯科医師 1回 503円(月2回まで)
歯科衛生士 1回 352円(月4回まで)
訪問歯科診療は当院にお任せください
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愛知県名古屋市中村区の歯医者さん 宮本歯科

完全予約制です。
急患の方はお電話で受付に症状をお伝えください。

どの程度痛みがあるかなどを具体的にお伝えいただけると対応しやすくなります。
連絡のない“いきなりの来院”は、お待たせすることがありますのでどうぞご理解ください。

公開している電話番号は患者さん専用です。
患者さんのご迷惑になりますので、業者様など歯科治療以外のお電話はお控えください。

診療時間・休診日
アクセスマップ
最終受付時間
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